2024年1月4日から3泊4日で小田原から伊豆半島を車中泊旅をしてきました。
岐阜を出発し、小田原を経由してから伊豆半島を周ったのでおよそ1,000キロほど相棒である愛車バモスと走りました。
けっこうな距離になりましたが、1人なので自由気ままにゆったりとした旅になったのでとても満足いくことができました。
ちなみに1月とはいえ、けっこう温かかったので走行中は暖房を使いませんでしたし、車中泊の時にも寒くて寝られないということはありませんでした。
前編では岐阜を出発してから富士宮市で車中泊をし、小田原で友人と食事などをしてから伊豆半島に入り、伊東市の大室山で車中泊をするところまでの工程になります。
主なルート
【岐阜~白尾山公園~足柄SA~小田原城~小田原駅周辺~石垣山城~湯河原~伊東マリンタウン~大室山】
岐阜を出発 ひたすら東へ
1/4 PM10:00
初日は前乗りのため、出発は午後10時過ぎ。
岐阜羽島インターから東京方面へ。
遠出する時は夜に出発することが多いのですが、いつもワクワクします。
あと、夜の高速道路は空いていて、自分のペースで走れるから運転していても心地よいですね。
所々休憩を入れながら高速道路を東へ走り、途中の浜松インターで降ります。
ここからは高速代節約のために国道1号バイパスを走っていきます。
ほとんど信号のないバイパスは夜中に走ると高速道路変わらないくらい快適に走れます。
白尾山公園にて仮眠、足柄サービスエリアにて休憩
1/5 AM3:00
とはいえ、さすがに午前2時過ぎると疲れてきたので運転はここまで。
富士宮市の白尾山公園駐車場でしばし仮眠しました。
ちなみに天気のいい日はこの公園から富士山を全景を見ることができますよ。
白尾山公園で富士山を眺めながら軽く朝食をとり、出発。
富士インターから再び高速に乗り東京方面へ車を走らせると、空が晴れてきて富士山を眺めながら車を走らせることができました。
途中、足柄サービスエリアにて休憩。
ここのサービスエリアは広大な駐車場を有し、レストハウスや入浴施設もあるので長距離旅をする人にはとてもありがたい場所です。
また、ここの駐車場からも富士山の白い雪帽子を見ることができましたよ。
天下の堅城 小田原城
1/5 AM8:30
足柄サービスエリアを出たら今回の最初の目的地である小田原に向かいます。
ちなみになぜ小田原かと言うと、東京に住んでいる同級生と待ち合わせしてるからなんです。
中学高校と一緒で大学は違ったんですが、良く遊んでました。
でも、社会人になり、そして結婚するとなかなか会う機会もなくなり、今回は実に5年ぶりに会うことになります。
友人は東京住みで車を持ってないと言うことで電車で来てくれるというのと、私が1度小田原城を見たいと思っていたので、待ち合わせ場所が小田原になりました。
小田原に着いたのが午前9時過ぎ。
待ち合わせの時間が11時だったので、小田原城の見学するには十分時間があります。
ですので、まずは待望の『小田原城』を見に行くことにしました。
かつての小田原城は総構えという町全体を囲った壮大かつ堅固な城で、北条五代の本拠地として栄えていました。
今やその面影はわずかに残るばかりですが、歴史を感じる建造物などを見ると、感慨深いものがあります。
復興された天守閣は白を基調に立派な佇まいをしていたし、櫓や堀も美しくもどこか昔を彷彿させる姿を見せてくれたので、来て良かったと思わずにはいられませんでした。
ちなみに歴史好きな私は、ひとり旅の時に色々な城を目的地の1つとしてふらりと立ち寄ることがあります。
お城の遺構を見ながら当時の様子やその時代の歴史を想像したり、周辺の町並みや景色を楽しんだりしています。
あと、お城には日本百名城や続百名城に登録されている所があり、そこでは記念のスタンプを押すことができます。
そのスタンプの収集も旅の楽しみの1つにしているので、ひとり旅の時には積極的に百名城や続百名城に行くようにしています。
小田原城(天守閣): HP⇒https://odawaracastle.com
開館時間:午前9:00~午後5:00
休館日:12月第2水曜日 12月31日~1月1日
入館料:510円 (常盤木門との2館共通券 610円)
スタンプ設置場所: 天守閣1階
小田原駅前の海鮮問屋ふじ丸
1/5 PM11:30
スタンプを押して、一通り城を見たら待ち合わせの小田原駅へ。
普段、あまり人混みには行かない私にとって小田原駅の人の数は少々気が滅入る。
でも、駅前には色々な飲食店が立ち並び、お洒落なお店が街を彩っていて、見ているだけでも楽しい。
11時半くらいに友人と合流して、まずは昼食をいただくことにしました。
お店は駅から5分ほど歩いた所にある『海鮮問屋ふじ丸』へ。
あらかじめ予約してあったので、スムーズに店内に入れました。
中は居酒屋の佇まいで思いの外広く、ゆったりと座ることができました。
このお店はランチメニューが充実していて、私と友人はお刺身たっぷりお魚三昧定食を頼みました。
めちゃくちゃ豪華じゃないですか?(笑)
その他にもつくねハンバーグを頼み豪華で美味しいランチと共に幸せなひとときを過ごすことができました。
海鮮問屋ふじ丸 小田原店: HP⇒https://ge5r801.gorp.jp/
営業時間:月~金 ランチ 11:30~15:00 (L.O.14:30) ディナー 17:00~22:00 (L.O.21:30) 土・日 11:30~22:00 (L.O.21:30)
定休日:不定休日あり
電話番号:050-5485-5315
そして、さらにありがたいことにここでは友人が奢ってくれました。
ホント、ご馳走さまでした(笑)
もうひとつの百名城 石垣山城
1/5 PM2:00
昼食のあとは車に戻り友人と共に出発。
せっかくここまで来たのだから、続百名城スタンプがある石垣山城に向かいました
車内ではお互いの結婚生活や昔話に華を咲かせながら、楽しくドライブできました
高台にある石垣山城からは小田原の街を一望することができ、その景色をしばらく堪能させてもらいました。
石垣山城でスタンプを押したら伊豆方面に向けて出発。
海沿いを走る道中ではどこまでも続く大平洋の水平線を眺めることができ、大自然の雄大さを感じさせてもらう事ができました。
友人と湯河原の温泉へ
1/5 PM3:00
伊豆に行く途中で湯河原にある日帰り温泉『ゆとろ嵯峨沢の湯』に立ち寄り汗を流すことに。
ここは規模が小さいながらも内湯と露天風呂があります。
また、岩に囲まれた露天風呂には洞窟風呂や滝風呂などあり風情があってとても落ち着く空間でした。
温泉で汗を流したあとはいよいよ伊豆半島旅行の始まりとなるのですが、友人とはここでお別れ。
湯河原駅まで送り、再会を約束して別れを告げました。
ゆとろ嵯峨沢の湯: HP⇒http://www.yutoro.co.jp/
料金:大人(中学生以上)1255円税別
営業時間:平日10:00~21:00 土日祝日10:00~22:00
定休日:祝・祭日を除く毎週木曜日 (3月、8月は無休)
リゾート風な東伊豆と伊東マリンタウン
1/5 PM6:00
伊豆半島一周のスタート地点は東伊豆の熱海。
初めて来る場所でしたが、まるで南国のリゾート地のような雰囲気がしてとてもたのしそうでした。
すごい賑やかでいろいろ遊ぶところも多そうでしたが、今回は通過するだけ。
いつか家族で遊びに来たいと思えるような場所でした。
熱海を通り過ぎたらひたすら海岸沿いを南下して伊東市へ。
ここには伊豆半島屈指の道の駅『伊東マリンタウン』があります。
フードやドリンク、お土産のショップやレストランはもちろん、朝早くから営業している温泉や足湯もあって、さらには遊覧船や観光案内所もあるのでゆっくりと過ごす事ができます。
また、週末にはイベントもあったりするのでここを目的地として来る人も多いと思います。
車中泊のメッカとも言える場所なのでここで泊まるのもいいですが、車の出入りが激しいので静かに過ごしたい人や音に敏感な人は眠るのに苦労するかもしれないですね。
とはいえ、天気のいい日は東の空から昇る日の出を見ることができますし、安全性を考えると特に女性にはうってつけの車中泊スポットになると思います。
道の駅 伊東マリンタウン: HP⇒https://ito-marinetown.co.jp/
電話番号: 0577-38-3811
営業時間: ショップ9:00~18:00 レストラン11:00~19:30(店舗により閉店時間が異なる) 朝日の湯シーサイドスパ5:00~21:00
駐車場: 普通乗用車297台 臨時駐車場169台
主な施設: お土産ショップ、カフェ、テイクアウト、レストラン、日帰り温泉、遊覧船、足湯、観光案内所
伊東マリンタウン内にはいろいろなお店があるのですが、今回は到着時間が遅くなったのでほとんどの店が閉店していました。
なんとかデザート用のプリンをだけは買えたので、それを冷蔵庫にしまってから別の車中泊スポットに向かいます。
大室山の麓でひっそり車中泊
1/5 PM6:30
伊東マリンタウンでの車中泊でも良かったのですが、個人的に人の多い道の駅での車中泊は苦手なので…。
車中泊場所に行く前に車中飯の食材を購入するためにマックスバリュへ。
マックスバリュは夜遅くまでやっているので便利。
しかも、伊豆半島にはマックスバリュが多く点在しているので買い物には困らないですよ。
食材を購入したら『大室山』へ。
翌日は朝イチから大室山に登るつもりなので、ここの駐車場で車中泊させてもらいます。
第4駐車場は24時間開放されていますが、外灯やトイレはないので人を選ぶ場所ではあります。
大室山: HP⇒https://omuroyama.com/about/sancho/
大室山登山リフト料金: 1000円
営業時間: 3月~9月 午前9時~午後5時 10月~2月 午前9時~午後4時
注意事項: 大室山は国の天然記念物のため徒歩で登ることはできません。
強風時は予告なく、運航の遅延や中止されることがあります。
伊豆半島初日の車中飯はトマトパスタ
1/5 PM7:00
さて、いよいよお楽しみの車中飯。
今回の車中飯は家から持ってきた食材と先ほどのマックスバリュで購入した物を使います。
ちなみに、車載冷蔵庫があると安心して家から食材を持ってこられるので、個人的に車中泊には必須のアイテムですね。
旅の予算節約になりますし、道中に買ったものを冷やしておけるのでとても便利ですよ。
早速、先ほどマックスバリュで購入したお値打ち価格になったハンバーグを添えて、贅沢にハンバーグガーリックパスタとコンソメスープを作ります。
使う食材はあらかじめ下ごしらえをしておくと調理が楽になります。
長時間の運転で疲れるはずなので、少しでも時短できるように工夫するのが車中飯を楽しむコツになります。
マックスバリュではハンバーグの他にお酒とおつまみを購入していたので、お待ちかねの1人宴会をしちゃいます(笑)。
この時間が車中泊旅行で一番楽しい時なんです。
今回の車中飯レシピはこちら↓
1人宴会が終わったら歯磨きをしてトイレを済ませます。
車にシンクがあるので、歯磨きする時に外にでなくていいのはマジで楽です。
トイレも携帯トイレを持っておくといざというときに役立ちます。
車の中をおおかた片付けてから明日に備えて就寝しました。
中編へ続く https://www.shin-sagablog.net/k-can-odawara-izu-trip-diary-chuuhen/
今回の記事のルートで使用した主な車中泊アイテム
- 車載冷蔵庫: 家から食材を持ってくる時に使用。基本的に初日の夕食の食材は準備する。旅先で購入した物も入れておけるので、私的に必須。
- タフ丸ジュニア: 車中飯作りに使用。冬だと車内が暖かくなるのもいい。換気は必須。コンパクトなカセットコンロなので、狭い軽キャンにはありがたい。
- 一酸化炭素警報機: 火を使っての車内調理時に使用。命に関わることもあるので必ず。
- バーナーパッド: コンロの熱を満遍なく伝わるようにして焦げ付きを防ぐ。地味に便利。
- 深型フライパン: 一人分の食事とはいえ調理する時には深型の方がこぼしにくい。今回はパスタ調理だったので、深型をチョイス。
- 炊飯器: 今回はご飯ではなくスープ作りに使用。ほったらかしで作れる。https://www.shin-sagablog.net/k-can-chourikaden-suihannki/
- 車中泊マット: 寝不足で運転すると危険なので、よく眠れるような車中泊マットを選ぶと良い。https://www.shin-sagablog.net/keivan-carstay-matto/
- 電気毛布: 比較的暖かかったとはいえ、1月なので夜中は寒いから必須。
- 車用シェード: 窓からの冷気を防ぐ。あるとないとでは全然違う。目隠しにもなる。
- マグネットカーテン: 休憩時などの簡易目隠しに。脱着がとても容易。
- LEDランタン: 調理時など手元を照らすのに丁度いい。外でも使えると便利。
- 寝袋: 大きめの寝袋を掛け布団のようにして使用している。寒い時には本来の使い方をする。
- ポータブル電源: 車中泊には必須。800w~1000w程度の電力が使える物を用意すると車中泊が格段に快適になる。
- 携帯トイレ: 今回はトイレが無い場所だったので使用。夜寒い時に車から出たくない時にも使える。